その日はついにやってきました(涙)
METユニオンのスパイ戦でのこと。
スタート前のお決まりの腹の探り合いの後、先輩が左翼へダッシュしていきます。
METユニオンは実は広い。
私もケガの体をいたわりながらゆっくりその方向に進むことにしました。
途中味方を何人か追い越しますがスパイ戦なので撃たれたらおしまい(笑)
ようやくブッシュから市街に入るあたりで先輩に追い付きます。
ここまでは相手チームの姿は見ませんでした。
先輩は獲物を探しているようですがスパイ戦のため進んでも抵抗は微弱そう。
「フラッグ行きますか?」
「了解」
…………
以前の話です。
「フラッグまだ取ったことがないんです」
先日の他のフィールドでのスパイ戦の時、スパイに立候補してしまい、相手のフラッグの前まで行っておいてボタンが押せなかった苦い経験がありました。
「まだフラッグ取ったことないんだ。じゃあ次の機会で」
先輩はその事を覚えてくれていました。
………………
更に進んで行っても相手チームはもうポツリポツリと残っているだけ。
先輩はほんの2.3発で一人ずつクリアーしていきます。
私はついていくだけ(笑)
じわじわとフラッグに接近。
(先輩はフラッグよりもヒットが欲しいんだなあ)
とうとうあっさりとボタンを押せる位置まで来ました。
「押しますか?」
「ちょっと待って」
周囲を時間をかけてチェック。
この間十数秒…
今ゲーム終了と言われたらおしまい。
そう言えば残り時間のアナウンスすら聞いたかどうか記憶がない。
チェック終了。
もう本当に誰もいないようです。
「いいよ」♪
ボタンをしっかり長めに押します(涙)
「プー」!
「黄色チームフラッグダウン、黄色チームフラッグ」!!!
先輩とハイタハッチです(また涙)
紆余曲折8か月!
人生はじめてのフラッグゲット~!!
暑さにもめげず、寒さにもめげず、とうとうとうこの日が来ましたあ~!!!
セーフティーフィールドに戻って他のゲームに出ていた戦友に報告。
「フラッグ取ったよ~♪」
「マジ? おめでとう、でもフラッグ取ったらもうサバゲーやめるっていってたよねえ」
無理です(笑)
こんな楽しい遊びは他にありません♪
先輩、この度は本当にありがとうございました。
戦友、これからも共に出撃しよう。
そしてここまで私を見守って頂いたすべての方に感謝です。
これまで以上に精進いたしますので、もっとフラッグください(笑)
手袋はずして押せばもっと感動だったかなあ~(また笑)