行ってきました!
ミリタリーファンなら知らない人はいない松代大本営、ちょっと違う結論でオススメです♪
その前に、まずはその場所から。
意外と近い(笑)
東京から250キロ、車で渋滞がなければ3時間ちょっと。松代は長野市のすぐ南にありインターチェンジも長野インター、高速を降りて10分くらいで長野市中心部より近いです。
行ってみると松代の街の南側に標高500メートルくらいの山々が街を囲むようにあります。長野県ではよくある風景。
壕は3ヵ所。
皆神山地下壕は崩れかかっていて見学不能。行きませんでした。
舞鶴山地下壕は現在は気象庁松代地震観測所として使われていて壕の入り口が見える他に、ちょっと上のコンクリートの建物の中の陛下が住むはずだった和室が見えます。窓の下に材木がありそこを足場にこっそり覗けるようになってます(笑)
平日は中を見学できるようですが(未確認)、土日はダメだけどなぜかフェンスの扉が開いてて窓からのぞかせてくれる感じなので、ご好意に甘えて静かに見ましょう♪
そこから車で5分くらいのところに象山地下壕がありました。
「象山」という地名、なんと日本史ファンなら誰でも知ってるあの佐久間象山の「象山」でした。神社や記念館や邸宅跡がそろってます!
日本史ファンならそっちにGo!ですが、サバゲー好きのミリタリーファン、そんなものはあとまわしでまずは地下壕にGo!ですね(笑)
地元的にはお金をかけてキレイに整備された集落や佐久間象山を売りにしたそうな感じですが地下壕も人気です♪
象山地下壕の前には車を停めるスペースはほとんどなくて、かわりにその名も「代官町(象山東)駐車場」(無料)(15台くらいしか停められないけど5台くらいしか停まっていない)に車を停め、補助金でキレイにしたような塀の集落の中を左に2回曲がったりしながら500メートル10分ほど歩きます。
ちなみにその途中に山寺常山邸や神社やお寺があり見学可能。
広い道路の脇にきれいな水路があり、昔は食用だったコイが今はエサをくれと口をパクパクさせながら泳いでいてのんびりほっこり♪
象山地下壕入り口に着きました。
管理人の方がいます。
「こんにちは~」
と声をかけてください。
「どこからいらっしゃったんですか?」
「東京です♪」
「お二人ですね」
(おもむろに手元のバインダーにはさまれた紙になにやら記入)
壕内で行方不明にならないか人数チェックをしているのではなく、どうやらどこから来たか調査をしているようです。
そしてまじめに答えるとヘルメットとキレイなトイレを貸してくれます(笑)
いろいろ看板が立ってます。
最後の予習をして壕内へ。
入り口付近が狭いのでヘルメットは必須で、中も20分くらいちょっと寒いので、トイレとできれば夏は上着もお忘れなく。
まずは直線50メートル。
薄暗い感じ。
足元はちょっとでこぼこ。
ハイヒールやサンダルはやめた方がいいです。
天井が補強されたりしてます。
そして壕は右に直角に曲がります。
非常用電話が設置されたりしててちょっと不安。
そういえば地震観測所があったりするから地震とか起きたら…
200メートルほど進むと今度は左折。
左右に等間隔に通路がありますが、全部フェンスで入れなくしてあります。
迷う心配はありませんが、もし電気が切れたらスマホのライトだけでは戻れないかも…
まじめにフェンスの奥の碁盤の目のように広がった暗い壕まで見たい方には懐中電灯持参をオススメします。
ためしにスマホのライトで迷路の奥を照らしてみたら、コウモリが飛んできてビックリ!
やっと一番奥まで着きました。
見学コースは延長500メートルだそうです。
往復するので1000メートル。
復路は行きと違っていろいろ考えなから歩きます。
(広かったなあ~)
(400メートルから500メートル四方だから5万坪くらいか?)
(トンネルだから広さはその1割くらい?)
(大本営って何人くらいいるのかなあ)
(けっこう見ごたえあったなあ)
あとでもらったパンフレットをよく読むと床面積は23404平米。
つまり7000坪。
現代のオフィスビルなら3000人?
住むことまで考えると2000人くらいか。
8割完成していたそうです。
壕から出ました。
ヘルメットを返してもう一度出入り口付近の看板で復習です。
よく読むと…
「陛下と大本営」は「舞鶴山地下壕」
「象山地下壕」は「諸官庁と日本放送協会と中央電話局」
?????
つまり象山地下壕は「政府」と「NHK」と「NTT」
ここは大本営ではなかった!!!!!
まあ、この地区の3つの地下壕あわせて「大本営」なんでしょうけど、できれば「陛下」と「大本営」の「舞鶴山地下壕」が見たい!
「陛下」と「大本営」の「舞鶴山地下壕」は、もっと立派に違いない!!
(笑)
オマケですが、となりに「もうひとつの歴史館 松代」という小さな小さな資料館(200円)があります。
「慰安所」と「朝鮮人労働者」の事なんかも展示してますが、お話し好きなオジサンがいますのでもし一人旅だったら淋しくてもたっぷりお話しできます。