最近サバゲー仲間で映画「空母いぶき」が話題になり、面白そうなので私も観てきました!
かわぐちかいじのマンガが原作なのですが最近のは読んでませんでした(笑)
「沈黙の艦隊」の頃はアツくなって読んでいたのですが、「ジパング」の前に戦線を離脱、「空母いぶき」は実際の護衛艦いずもを改造して次期主力戦闘機F35を載せる話がマンガになったんだろう…という程度の認識。
はっきり言うとかわぐちかいじ先生、国家や専守防衛など少々理屈っぽいのがニガテでした。
この映画「空母いぶき」、やっぱり理屈っぽいけど、それでも面白かった♪
ストーリーは、ある日突然日本の領土のある島に漁民を装った武装勢力が迫り、海上保安庁の巡視船が攻撃され、海上保安官が拘束される。
それを「空母いぶき」を旗艦とする海上自衛隊の第5護衛隊群が救出に向かい、敵の艦隊と戦う話デス。
結構面白いので興味のある方は是非映画を観て欲しいのですが、映画全般のできは別にして、実は突っ込みどころ満載!
一般の人に映画を楽しんでもらうためにいろいろ工夫されていて、ミリタリーファンからはこのストーリーはちょっと無理があって、だから面白い(笑)
以下ネタバレなので注意!
最初に空母いぶきが対艦ミサイルを一発喰らってエレベーターが使えなくなります。
ホントなら映画はこれで終わります。
一発で発着艦不能にしないなんて、なんのための対艦ミサイルなのか?
F35を映画の最後に戦わせたくて20時間で修理完了。
話の中でいぶきの甲板上のシーンがよく出てくるのですが、現場の海域に急いでいるわりには甲板上は風が全然吹いていない…
これじゃジャンプ台を使ってもF35は発進できませんよね!
また敵の潜水艦からの空母いぶきへの雷撃を他の護衛艦がアスロックで迎撃して防ぎます。
アスロックって潜水艦だけでなく魚雷にも有効だったんですねえ。
随伴の護衛艦も敵の駆逐艦と砲撃戦になり、死者を出さないように敵の砲塔とミサイル発射機だけをうま~く破壊。
艦載砲の射程距離に入る前にどうして敵の駆逐艦はミサイルを使わなかったのか?
最後に潜水艦が突然5隻現れてピンチになるのですが、それは最初からモニターしていたのでは?
大どんでんがえしのつもりだったんだろうけど空母いぶきは知っていたハズ♪
さらに撃った魚雷は時速500キロ以上で到達した模様…
そして最後に唯一戦えるF35一機に「ポップアップせずに攻撃せよ。敵の空母の甲板に穴を開けるだけでいい」という指令を出します。
対空ミサイル装備で出たF35で空母の甲板に、しかもポップアップせずに穴を開ける方法とは?
特攻でもするしかない?
などなど(笑)
原作を読んでいないので的外れの疑問なのかもしれませんが、もう少し本職の意見なんかも入れて作って欲しかったですねえ。
でもそんな矛盾を発見するのも、また映画の楽しみ方かも知れません。
とにかく面白いので観てください♪
(笑)